公益社団法人日本介護福祉士養成施設協会は、令和4年6月6日付けで、厚生労働省より、令和4年度老人保健健康増進等事業(老人保健事業推進費等補助金)の採択の内示を受け、以下の調査研究事業を実施することとなりました。

テーマ名: 外国人介護人材の質の向上等に資する学習支援等調査研究事業

事業概要: 介護現場における外国人介護人材の活用が期待され、介護福祉士養成施設に入学する留学生が増加しているが、介護福祉士国家試験の合格率は日本人学生に比して、依然として低水準を推移している。専門的知識・技術をもつ外国人介護福祉士を介護現場に送り出すことは、介護人材確保、介護サービスの質向上において重要であり、留学生の学力向上および国家試験合格率の改善は継続して取り組む必要がある。
　このため、R2、R3年度には介護福祉士養成施設教員等を対象として、留学生受入のガイドラインや指導のポイントを作成したが、実際の教育指導の効果検証が必要であるため、介護福祉士養成施設を卒業した外国人卒業生及び留学生を対象としたニーズ調査と結果分析等を行い、更なる国家資格合格率向上に向けた方策を検討する。
（事業内容）
・検討委員会の設置
・介護福祉士養成施設の留学生に対する調査(学習や指導の状況、理解度等)と結果の分析
・介護福祉士養成施設を卒業した留学生に対する調査(在学中の学習や指導の状況、理解度等)と結果の分析
・介護福祉士養成施設の留学生向け学習ハンドブックの作成
・介護福祉士養成施設に対する「留学生指導についてのガイドライン」の活用状況調査
・上記を踏まえ、「留学生指導についてのガイドライン」改訂の検討と改訂版の提示