介護を通して利用者の悩みを解決し、
感謝の言葉を聞くことが一番うれしい。

介護福祉士を目指したきっかけは、私の場合、友達が進学を考えている学校のパンフレットをたまたま見て、そこに載っていた介護福祉士の仕事が自分に合っているんじゃないかなと思ったことでした。本当にちょっとしたきっかけですね。介護の具体的なイメージがないまま養成施設に進学して、はじめはただお風呂に入れたりご飯を食べさせてあげるだけだと思っていたのですが、実習を経験して利用者さんから直接要望を聞くことができて、こういうことを望んでいるんだな、こういうことが嫌なんだなって気付くことができました。当たり前ですけど、一人の人間として、人生の大先輩として一人ひとり尊重していかなくちゃって思いました。

一人ひとりにあった解決策を探していく。

これまで介護福祉士として現場に携わっていましたが、現在は生活相談員として系列病院と連携したりケアマネジャーと調整して、患者さんやその家族からのデイサービスについての相談対応や受け入れを行っています。相談員になってから、利用者さんが悩み事を自分にしてくれて、話したことで気持ちが楽になったよと言ってくれたりすることが増えました。現場で利用者さん一人ひとりとコミュニケーションをとって、よりよい解決策に導いてあげるのが自分の役目だと思っています。本当に利用者さんが何を望んでいるかとか、困っていることは何かとか、手探りの毎日ですが、一番嬉しくてやりがいを感じています。 介護福祉士の仕事は、自分を成長させてくれる、新たな自分を発見できるものです。